学名:Ligustrum japonicum Thunb.
科名:モクセイ科
用部:果実
生薬名:女貞子(じょていし)
用途:強心、利尿、強精、緩下
説明文:
関東南部から朝鮮半島南部、台湾など比較的暖かい地域に自生し、常緑樹で庭園や垣根にも多く植えられている。実は楕円形で晩秋になって黒くなりネズミの糞に、葉がモチノキに似ているため、合わせてネズミモチの名になったと言われている。
晩秋から冬に黒く熟した果実をとり、水洗いしてから天日でよく乾燥したものを生薬名女貞子(じょていし)といい、滋養強壮に用いる。また、夏に樹皮をはいで天日でよく乾燥したものや、葉を乾燥したものも消炎鎮痛作用があり、できものや火傷に用いられる。

薬草の詩:
山梨県鳴沢村は有名な健康の村。去る年、薬草栽培の会で、山梨の人と同宿。鳴沢村では、死の近まった病人の枕元で竹筒の「米の音」を聞かせるという話。米の貴重さを教えてくれる話です。
稲作文化のなかで餅米の発見は、まさしく天与の恵み。祖先は鏡餅を重ね、年神を迎えました。
餅とねずみは絵になりますが、この実はどう見ても「鼠の糞」です。ただし餅ではなく、これは烏もちの木の意なのです。                                     (竜)