学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica (Nakai)H.Hara

科名:シソ科  用部:花穂

生薬名:夏枯草

用途:利尿、消炎

説明文:
各地の低山、野原や丘陵の道端などの、日当たりの良い草地に群生する、多年生草本。シソ科植物に見られる特有の芳香はない。花期は5〜7月頃で、茎の先端に3〜8cmの角張った花穂をつけ、紫色の脣形花を密集して花穂の下から上へと順に咲かせる。花が終わると、夏には花穂が暗褐色に変化し、一見枯れたように見えるところから、別名を夏枯草(かごそう)ともよばれます。6〜8月の花が終わる枯れかかったころの花穂を採取し、天日干しにしたものを、日本薬局方にも収載される、生薬の夏枯草といいます。腎炎、ぼうこう炎、脚気などでむくみがあるときに、尿の出を良くしたり、口内炎や扁桃炎などにもうがいで使用されます

薬草の詩:
「薬草の集い」は、自然に親しみ、健康について考えてみようというイベントです。いつもは静かな薬草の森に、この日は植物採集に集まった子供たちの元気な声が響きます。子供たちといっしょに野山を歩いていると必ずウツボグサを見つけます。あの可憐な紫色の花は褐色に変わっていて、「夏に花が枯れたようになるから夏枯草というの。でもこの枯れた部分が薬になるのよ」と説明しています。(絹)