学名:Magnolia obovata Thunb.

科名:モクレン科  用部:樹皮

生薬名:厚朴

用途:健胃、鎮静、鎮吐

代表的な漢方薬:半夏厚朴湯、潤腸湯

説明文:
日本特産の、山地にに野生する落葉高木。高さ20mにもなる。6月頃、花径15cmくらいの白色、芳香のある花を開く。我が国の野生の花では最大である。夏の土用の頃に、幹と枝の皮を剥ぎとり日干しにする。生薬名 厚朴 漢方処方に用いられる。岐阜県飛騨高山の朴葉味噌は有名。

薬草の詩:
「半夏厚朴湯」という処方は、のどに何かつかえている感じをとる名処方です。
不眠症の人に、ある時「抑肝散加厚朴」という処方を服用してもらったら、「1日目から眠くて眠くて仕方がない、あの薬は強力な睡眠剤ですか」と叱られたことがあります。なぜ特定の人だけ眠くなるのか、今からの研究課題でしょう。(双竜子)